- 2018.09.28 Friday
ランバイク/幼児用自転車のタイヤのサイズ表記について
お客様よりお問い合わせいただいた、ランバイクのタイヤ交換の際のサイズの確認について、まとめてみます。
楽しく遊んでいたランバイク。いっぱい遊ぶとタイヤの溝がすり減ってくるのか気になりますね。
溝が無くなると、地面をしっかりグリップすることが出来ず滑ったり、パンクの原因となったり。
早めに交換を心がけてくださいね。
まず、最初です。
■タイヤの種類を確認しよう!
1)HAROのPREHEELS やストライダーで採用されている樹脂タイヤ
空気がはいっていないのでパンクしません。
タイヤの溝がすり減ってきたら交換します。
タイヤ交換する場合は、ホイールとタイヤが一体化しているので、ホイールごと交換となります。
2)レンラッドやD−Bikeなどで採用されているエアタイヤ
(普通の自転車で採用されている空気で膨らませているチューブとタイヤの方式)
エアタイヤの場合は、ランバイクや幼児用自転車でも、普通の自転車と同じように、パンク修理が必要な時もあります。
タイヤのみぞがすり減ったり、ヒビが入ってきたりしたら交換です。
どちらのタイヤも経年変化で劣化することもありますので、兄弟姉妹でお下がりをするときは、タイヤ交換するといいと思います。
■タイヤのサイズを確認しよう!
では、今のサイズを確認しましょう。
確認の大原則は、リム(ホイールの金属のところ)にサイズが記載されているか?なのですが、幼児車やランバイクは記載されていないことが多いです。
(大人用のロードサイクルなどは記載されているのでリムの記載通りのタイヤやチューブを選べばOK!)
では、どこを見ればいいでしょう?
タイヤの側面に数字が表記されています。
上のタイヤIだと、「(57-203) 12 1/2×2 1/4」の分数表記
「12×1.75」など少数点表記の場合もあります。
上のタイヤS場合は「50-203(12×2.00)」
色々あってわかりにくいですね・・・
簡単に分けると
1)「○○×○ ○/○」掛け算表記型(分数)→イギリス式(インチ表記) WO規格
2)「○○×○.○○」掛け算表記型(少数点)→イギリス式(インチ表記) HE規格
3)「○○-○○○」引き算表記型 →ETRTO形式 (後から作られた統一表記)
があると思ってください。
(本当は4)「○○×○ ○/○」掛け算表記型(数が大きい)(mm表記)フランス式もある・・・)
上の写真の掛け算型の場合
タイヤI 12 1/21 × 2 1/4 = タイヤの外径 12.5インチ × タイヤの幅 2.25インチ
タイヤS 12 × 2 00 = タイヤの外径 12インチ × タイヤの幅 2.00インチ
を表しているのです。
タイヤのサイズが何インチ?と言われたときは、このタイヤに書いてある掛け算の前の数字を探してみてください。
(12インチも12.5インチも普通は12インチと一緒にして呼びます)
じゃあ、併記してある3)の引き算型は??
近年まで1)2)4)他の規格が国ごとにあり自転車業界として統一されていないため、タイヤサイズが分かりにくい!!!という問題が起こっていました。
で、わかりやすい表記にしようと後から作られた表示形式です。
タイヤI 57 - 503 = タイヤの幅 57mm × ビードワイヤーの直径(ビード径) 503mm
タイヤS 50 - 503 = タイヤの幅 50mm × ビードワイヤーの直径(ビード径) 503mm
※ビードワイヤーとは、タイヤの中心部?端っこ?のワイヤーのこと。
(図は、井上ゴム工業株式会社(IRC TIRE サイト)http://www.irc-tire.com/ja/bc/tech/tech2.htmlからお借りしました)
ビードワイヤーの直径はリム(ホイール)の直径にピッタリである必要があります。
(けど、同じリムにつけるのでも、タイヤの太さはある程度は太くても細くてもOKだったりします。(±3〜4mmのワンサイズくらい))
そのため、新しいタイヤに交換するときは、引き算の数字を必ず確認する!と間違いがないですよ。
新しいチューブの購入もお忘れなく!(チューブは日本国内では割り算表記のイギリス式バルブのものがほとんどですが・・・この話はまた後日!)
※樹脂タイヤの場合、サイズが記載されていないことが多いです。購入時に何インチの自転車(ランバイク)を購入したか?確認してみましょう。
大体の場合は、車両に10インチなのか12インチなのかをデザインで表記していると思いますよ。
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